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バランス – 重要性と改善法

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どんな動作をするにしても、バランスは基本的な要素です。

特段意識することはまずないかも知れませんが、例えば、自分の足で直立しているだけでもバランスを保つ必要があります。バランスは考えずともとれていることが多いのですが、それを当たり前のことだと思ってよいわけではありません。バランスをとる力は年齢とともに衰えていく、という研究結果もありますので、維持することは大切です。1

バランスが崩れにくいことの健康効果とは

バランスをとる力は様々な健康上のメリットに関連しています。怪我をしにくくする予防的な面から、健康維持、そして怪我や病気でバランスを崩した後の回復や体力作りにまで関わってきます。

体幹の強さ

バランスが大切なのはアスリートやスポーツをしている人に限ったことではありません。バランスは全ての人にとって大切です。特に体幹強化はどんな人にも重要です。体の基礎にあたる体幹は、いくつかの筋肉群で構成されています。私たちが直立した状態を保てるのも、あらゆる動作ができるのも体幹が支えとなっているからですし、怪我を減らすのにも役立ちます。ハーバード大学付属マサチューセッツ総合病院の理学療法士カイリン・コリンズ氏は、股関節、膝、足首が安全で効果的な動きをするためには体幹の安定性が必要であるため、体幹の強さはバランスに直結していると述べています。2 バランスに問題が生じるのを待たずに、体幹強化トレーニングを検討しましょう。ゆっくりとしたストレッチや筋力強化エクササイズで、バランスを崩さないようにすることが望まれます。

体力維持

バランスのための運動で筋肉を鍛えれば、筋力もアップすることができます。筋肉が発揮できる力が大きければ大きいほど、高く遠くへ跳んだり、速く走ったりできます。また、ボクシングのように力強く俊敏な動きが必要とされるスポーツやアクティビティでも、バランス感覚を鍛えることが大いに役立ちます。

怪我の予防

高齢者、特に骨量の少ない女性では、バランスを整えることで転倒のリスクを減らし、姿勢の安定性を高める効果が得られることが研究で明らかになっています。3 さらなる研究から、バランストレーニングが高齢者の転倒や怪我を予防することもうかがえます。BMJに掲載された報告によると、運動プログラムが怪我の原因となる転倒を37%、重傷につながる転倒を43%、骨折を61%減少させたとのことです。4

バランス改善に最適なエクササイズ

ヨガ、ピラティス、太極拳など、ゆったりとストレッチをしながら筋力をつける運動や、ダンスのようなコーディネーションに焦点を当てたエクササイズは、いずれもバランス改善に最適です。家から出なくてもバランスを整える方法はあります。バランス改善に最適な運動は、多少の忍耐力と習慣化の努力を要します。例えば、歯磨きをする間片足で立つ、それだけなら簡単だと思えるかも知れませんが、実際にやってみるとすぐに足元がグラグラとしてくることに気づくでしょう。体の両側で均等に効果を実感できるよう、毎日交互に軸足を変えて下さい。あるいは、左足で1分間立ち、右足で1分間立つという方法もあります。

座ったり立ったりも何気なくやっていることですが、手を使わずにできるか試してみましょう。普段は使わない筋肉を活性化することができます。これも、意外と難しいと感じるかも知れません。

歩くという普段の動作も、歩き方に工夫するだけでバランストレーニングになります。綱渡りのイメージで、かかとからつま先までしっかりと使って歩く練習をしてみましょう。架空の線上で片方の足を他方の足の前に置くように進んだり、逆に線上を後ろへと歩いたり(もちろん、邪魔なものがないことを確認してから)するのです。

このように日常的な動作を機会としてバランスの大切さを再認識し、バランスがうまくとれる状態をできるだけ長く維持するために活用して下さい。

  1. https://link.springer.com/article/10.1007/BF03324095 []
  2. https://www.health.harvard.edu/balance-and-mobility/improve-your-balance-by-strengthening-your-core []
  3. https://www.health.harvard.edu/newsletter_article/The_benefits_of_balance_training []
  4. https://www.health.harvard.edu/blog/balance-training-seems-to-prevent-falls-injuries-in-seniors-201310316825 []