世界の Lifeplus

心から 健やかに

化学的不均衡とは何か、食生活で改善できるのか

Reading Time: < 1 minute

人体の機能やメッセージ、神経細胞を伝わるインパルスは、すべて脳から発信されています。特定の栄養素が不足していたり、機能を最適に働かせるために必要な燃料が得られなかったりすると、化学的不均衡が生じます。そして、神経伝達物質や脳内の化学的なメッセンジャーが不安定になります。1

化学的なバランスが崩れる理由

化学的不均衡は誰にでも起こり得ることであり、恥じることは何もありません。化学的不均衡がうつや不安といった精神的な症状と関連していることは、研究で明らかになっています。 2 ある種の神経伝達物質は、運動不足や特定の栄養素が不足した食習慣などの要因に影響されて、バランスを崩すことがあるのです。

脳内の神経伝達物質のバランスを保つには

神経伝達物質のバランスが保たれていると、脳内の報酬系がトリガーとなる刺激に応じてドーパミンを放出し、ポジティブで幸せな気持ちに導かれます。ドーパミンが放出されると、脳はそれを引き起こした行動を認識し、快感を再び得るために同じ行動を繰り返すことを欲します。嬉しいことに、このドーパミン放出を誘発するためにできることがいくつもあります。また、それを習慣化すればするほど、簡単にできるようになります。

頻繁に体を動かす。ドーパミンが減っていると尚のこと、運動の優先順位は低く思えるかも知れませんが、新鮮な空気の中で外を散歩するだけでもよいので、体を動かしてみましょう。研究により 3 脳内の化学物質や神経伝達物質のバランスを整えれば、気分に大きな影響を与えることができると分かっています。

ノーと言うことを学びましょう。 あまりにも多くを引き受けると、ストレスや混乱を招くことがあります。自分に求められているあらゆる物事に押しつぶされそうに感じたら、一旦立ち止まって「ノー」と言ってみましょう。自分の手に負えないほどのタスクを引き受ける必要はありません。断るということを実際に始めれば、自分自身がよりバランスのとれた状態になっていることに気づくでしょう。

心休まる自分時間を過ごす。 あなたは自由な時間に何をするのが好きですか。犬の散歩をしている時が一番幸せですか。絵を描いたり、落書きりしたりするのが好きでしょうか。料理しているとリラックスできる人もいれば、単に友人や家族と一緒に過ごすことで最高の幸せを感じられる人もいるでしょう。自分にとって楽しいことが何であれ、それを楽しむ時間を自分のために作って下さい。

化学的不均衡は食事でコントロールできるか

生活習慣がドーパミンの水準に影響を及ぼすことは確かです。食生活は化学的不均衡の主な要因の一つとなっています。食べ物が気分に作用するのは本当です。化学的不均衡と食事には強い相関性があるのです。

ドーパミンとセロトニン

ドーパミンとセロトニンは、気分を良好にしたり、睡眠を改善したり、全体的な幸福感を高めたりする「幸福感」の化学物質ですが、実はある種の食品に豊富に含まれています。ドーパミンの摂取源となる果物には、バナナ、プランテン、アボカドなどがあります。また、ビロードマメ(ムクナ)の葉や豆にもかなりのドーパミンが含まれています。柑橘類、リンゴ、トマト、ほうれん草、エンドウ豆、その他の豆類も低量ながらドーパミンを含有しています。セロトニンの豊富な食品もいくつか知られており、葉酸を多く含むものではブロッコリー、濃い緑の葉野菜、豆類、ビーツ、柑橘系の果物、卵など、食物繊維を多く含むものでは全粒穀物、オーツ麦、野菜、梨などがあります。

グルタミン酸とGABA

グルタミン酸は体内でガンマ-アミノ酪酸(GABA)に変換されます。GABAは神経系を調節する物質で、これが少ないとうつや不安につながることが示されています。 4 グルタミン酸は、魚介類、魚醤、納豆、味噌、海藻、大豆、キノコ、ほうれん草などから摂取できます。また、トマト、ジャガイモ、サツマイモなどある種の野菜や栗、オーツ麦、小麦、大麦、米、ソバなどの全粒穀物からもGABAが得られます。さらに、GABAそのものを含んではいませんが、その産生を促すことができる食品もあります。ヨーグルトやケフィアのようなプロバイオティクス食品、そして緑茶も取り入れてみるとよいでしょう。

食生活上の意義

特定の食品を食べた後、自分がどう感じるか注意してみると、何か気づくことがあるかも知れません。食べた直後だけでなく、次の日の気分も観察して下さい。エネルギーに満ち溢れ、落ち着いた幸せな気持ちでいるのか、それとも不安でイライラしているのか、自分に問いかけるのです。気分が良くなる食べ物とそうでない食べ物の区別がつかない場合は数週間(加工食品や精白された糖分は一切摂取せず)「クリーンな」食品だけを食べてみて下さい。それから徐々に他の食品を食事に取り入れていくようにすると、自分にとって良くないものが何か見えてきます。

  1. https://www.brainforestcenters.com/resources/chemical-imbalance-really-affect-brains []
  2. https://www.medicalnewstoday.com/articles/326475#what-conditions-are-linked-to-chemical-imbalances []
  3. https://jnm.snmjournals.org/content/jnumed/41/8/1352.full.pdf []
  4. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17127302/ []