世界の Lifeplus

心から 健やかに

ストレス軽減には片付けを

Reading Time: < 1 minute

お片付けでストレス軽減

クローゼットの扉を開けば全てのアイテムが一目瞭然、机の上はすっきりと片付いている、そんな状態がどれほど心地よいものかは誰もが知っています。逆に、誰かが料理をした後、使った鍋やフライパンをあちこちに出しっぱなしにしていて困った、という経験をした人も少なくないでしょう。

散らかって汚れたキッチンを見た時、あなたはどう感じましたか。そんな光景を想像しただけでも、ストレスや不安を感じるのではないでしょうか。汚した人がいずれは掃除すると分かっていたとしても、きれいになるまでは落ち着かず、ストレスをコントロールする力が試されます。

ストレス管理とミニマリズム

ミニマリズムはここ数年の間にトレンドとして浸透してきました。テレビ番組では家のダウンサイジングや断捨離の特集が組まれています。ソーシャルメディアでも物を減らすヒントが多数投稿されています。

物を減らすことで満足感がアップするのは不思議なことではありません。私たちの祖先は今よりずっと少数の物を所有していたはずですが、現代の物にあふれた混沌とした暮らしは、人々の心の混乱を引き起こしています。

これは物の多さが精神的な負荷につながるからかも知れません。もらったセーターや壁にかけられたアート作品がお気に入りであったとしても、多くの物に執着していることが精神的に健康なのか、この機会に考え直してみませんか。人や人間関係、健やかで幸せな暮らし以上に好ましい「モノ」はあるのでしょうか。

子育ての専門家は、子どもたちに与える物やアクティビティを減らし、自由な遊びにエネルギーを集中させる必要性を説き始めています。1

整理整頓ではなく断捨離を…

家の中にめったに使わないもの、全く使わないものはいくつありますか。週末を使って本当に必要なもの、とっておきたいものはどれか考え、物を減らしましょう。片付けばきっとストレスも軽くなります。自分では無理だと思う、あるいはどこから始めればよいか分からない、という方は、プロの手を借りてもよいでしょう。自宅まで来て一緒に片付けたり、片付けを代行したりといったサービスが利用できます。

ときめきを感じますか?

近藤麻理恵さんは片付けに関する本を出版し、その後国際的に有名になったテレビ番組の中で様々な人々の片付けを手伝ってきました。2 番組に登場する人々は精神的な問題を抱えた捨てられない人々ではなく、ごく一般的な人たちです。共感できる点がたくさんあるに違いありません。

カプセルワードローブ

数年前からエコファッションやエシカルファッションの分野で「カプセルワードローブ」が話題になっています。着まわしのきく質の高い定番アイテムを必要最小限そろえるのが基本です。ピンタレスト、ブログ、インスタグラムなどでいいアイデアを探してみましょう。中には10アイテムで 1 年間着まわすというクローゼットもあるほどです。

そこまで減らすのはやりすぎだと感じるか、色の種類が少ないのは嫌だと思うなら、違う方法を試してみましょう。近藤さんの片付け法のように、手持ちの服を全て着てみて鏡に映し、ときめきを感じるかどうかチェックするのです。クローゼットの中に掛かっているスカートやドレスを見て素敵だと思っても、着た時に同じぐらい喜びを感じるか、確かめて下さい。着て喜びを感じられないものはチャリティに寄付しましょう。

外出を減らす

人との付き合いを断捨離するというのは困難なことです。一人でいるのが不安という人も多いでしょう。それでも一度、今の交流や人付き合いを見直してみて下さい。本当に大切な用事や心を満たしてくれる友人との時間を残して予定を減らしていくと、家でロウソクに火を灯して静かに読書するような、ストレスを軽減し心を豊かにする何かに時間を使えるようになります。平日のお出かけは1~ 2 回にするというのも一案です。あえて制限を設けることで、どこで誰と会うかをよく考えて選ぶようになります。

習い事は一人ひとつに

子どもは、特に小さいうちは自由な遊びに集中することが必要です。 3 大人に邪魔されたり指示をされたりしない空間で、おもちゃ(あるいは家の中のありふれたもの、空き箱、石や木の枝など)を使って自由に想像力を巡らせることができるようにしてやりましょう。大人が子どもにおもちゃや道具を与えた時に使い方を教えると、その子どもはその使い方しかしませんが、大人が何のヒントも与えなかった場合、子どもは様々な使い方や遊び方を考え出します。

出番が少ない物は共有を

年に1~2回使うかどうか、というものは取っておくべきか決めるのが難しいかも知れません。結婚祝いにもらったフォンデュセット、数年前の夏に意を決して買ったアイスクリームメーカーなどがいい例です。それは自分にとって必要なものなのでしょうか。

物をシェアする仲間を作る

ご近所と仲が良いか、親しい友人グループがあるなら、物を共有することを考えてみましょう。件のフォンデュセットやアイスクリームメーカーもグループ内でシェアすればよいのです。自分で買うほどでもないけれどたまに使いそうな物も、他の誰かが持っている可能性があります。年に一度の雨どいの掃除には誰かのハシゴを借りることができそうです。特別なディナーパーティであっても、たまにしか開かないのならレースのテーブルクロスは持っている人に貸してもらいましょう。

持ち物を最小限に減らしていくことは、何かを奪われることではありません。長期的に自分が快適でいられるようにするための片付けと考えてみて下さい。物質的な断続的断食という見方もできます。断続的断食法を実践している人によると、人間が飢餓と飽食の繰り返しの中で進化し繁栄してきたことを実感できるのだそうです。食糧、特に砂糖などの甘い物はいつでも好きなだけ手に入るようなものではありませんでした。私たちの祖先の所有物は今よりもずっと少なかったわけですが、だからこそエネルギーや資源をより重要なことに集中させて暮らしていたのです。

ストレスのコントロールといった観点からも「モノ」を減らすことが鍵になるでしょう。

  1. https://www.mother.ly/news/its-science-toddlers-are-happier-with-fewer-toys []
  2. https://konmari.com/how-to-eliminate-clutter/ []
  3. https://eric.ed.gov/?id=EJ738494 []