日々のスキンケアの効果を最大限にするために
スキンケアの習慣を見直そうとすると、かえって混乱してしまうような気がしませんか。最善のスキンケアとは、シンプルで続けやすいお手入れのことです。きっと毎日フレッシュな気分でいきいきとしたお肌を実感できるようになります。
洗顔料や化粧水、保湿クリーム、美容液など、ありとあらゆる製品が並んでいると、どれからどういう順番に使えば良いのか戸惑ってしまうのは無理もないことです。
誰にでも当てはまる、スキンケアの基本の5ステップを確認しておきましょう。
- 洗顔・クレンジング
お肌に優しい製品を選びましょう。潤いと落ち着きを与えるアロエベラや、コンディションを整えるホホバオイルは原材料として好ましい成分です。朝と晩のお手入れでは、まず付着した汚れを取り除く必要があります。日中のメイクや日焼け止め、眠っている間に蓄積された皮脂などを優しく落としたら、タオルでそっと押さえるようにして乾かします。決してゴシゴシとこすらないようにして下さい。
2. 美容液
洗い立てのしっとりとしたお肌に美容液を浸透させます。ほんの数滴を顔全体にのばすだけで、美容液に凝縮されている成分がすっとなじんでいきます。
3. 保湿剤
美容液を浸透させたら、保湿用のアイテムで潤いをプラス。目の周りを避けて顔全体に塗り広げます。目の周りは特にデリケートなので、アイクリームで特別なケアをしましょう。お肌のニーズは季節や年齢層など、様々な要因で変わってきます。自分に合ったものを選んで下さい。
4. アイクリーム
お顔の保湿の次はアイクリームです。一度に使うのは豆粒程度の量なので、ひとつあればしばらく持ちます。薬指にとって、目の周りに優しくなじませましょう。軽く叩くように乗せるにしても、そっとマッサージをするにしても、圧力をかけすぎないようにして下さい。お肌を引っ張るのもいけません。また、目に入らないよう、眼球のすぐそばは避けて下さい。
5. 日焼け止め
その日の天気に関係なく、日焼け止めは朝のお手入れの重要なアイテムです。それは、日焼けはもちろん、シミやシワ、早期老化の予防に役立つからです。お手入れの最後に塗って、日中にも何度か塗り直すようにしましょう。
よく使われている原材料について
パワフルな成分に期待したくなるところですが、使い方やタイミングには注意が必要です。
ヒアルロン酸
とろみのある優れた保湿成分で、ふっくら、なめらかな肌に導きます。乾燥を防ぐ目的で、他のスキンケア製品と組み合わせて日々のお手入れに使えます。
バクチオール
オランダビユ(Psoralea corylifolia)という植物から抽出されるバクチオールについては、シワや小ジワを改善し、弾力性とハリを与え、色素沈着や光によるダメージを軽減することが示されています。
ビタミンC
ビタミンCは、肌の早期老化を遅らせ、日光によるダメージを防ぎ、シワやシミ、ニキビを改善するパワフルな成分であることが研究で明らかになっています。
AHA/BHA
アルファヒドロキシ酸(AHA)、ベータヒドロキシ酸(BHA)には、角質を剥がす働きがあります。AHAは水溶性で皮膚の表面に作用するのに対し、BHAは脂溶性で毛穴の中にも作用する点で若干異なります。AHAには、グリコール酸や乳酸があります。サリチル酸はBHAの一種です。スキンケアに取り入れるなら、過敏に反応しないか確かめるため、少しずつ導入するとよいでしょう。
自分にとってパーフェクトなスキンケアを
スキンケアの習慣を最善なものにする方法のひとつは、ラインナップの充実した信頼できるブランドを選ぶことです。同じラインであれば、お手入れの各ステップが相乗効果を発揮するように設計されていますし、組み合わせの悪い成分を避けた配合になっていると考えられます。ただし、肌が非常に敏感な方や、肌トラブルに悩んでいる方には、様子を見ながら少しずつ取り入れていくことをおすすめします。皆さんがお気に入りの新しいスキンケアを楽しめますように!