エンドルフィンと幸福感の関係
ランニングをするとストレスが軽減される、ヨガをしていると地に足がついた感じがする、マッサージでリラックスした後は、リフレッシュした気分になる…
それは皆、エンドルフィンのおかげです。
エンドルフィンは、有酸素運動や心を落ち着かせる活動によって分泌される神経伝達物質(体全体にメッセージを送る化学物質)で、痛みを和らげたり軽減したりする働きがあります。化学的には、視床下部と下垂体で作られるペプチド(アミノ酸がくっついたもの)の一種です。
他の3つの神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン、オキシトシン)とともに、幸福物質として知られています。
それはどういうことか、と疑問に思われたでしょうか。
端的に言うなら、エンドルフィンが増えるということは、幸福度が上がるということです。
エンドルフィンを、体内で作られる天然のモルヒネと考えてもよいでしょう。運動、適切な飲食、性行為、セルフケアなどを通じて分泌されるエンドルフィンには、以下のような作用があります。
- 心身の痛みの緩和
- ストレス解消
- 不安の軽減
- 快感をもたらす
- 自尊心向上
- 全体的な多幸感
エンドルフィンは以下のような方法で分泌させることができます。
- ウォーキング、ジョギング、サイクリング、ダンス、水泳、スケート、エアロビクスのクラスなどの有酸素運動
- 性行為
- 瞑想
- ヨガ
- 横隔膜呼吸(ゆっくり長い距離を歩く、呼吸法など)
- マッサージを受ける
- 鍼治療
- ダークチョコレートを食べる
- 笑う、コメディを見る
やればできるような気がしませんか。
ただし、バランスが重要であることは覚えておいて下さい。運動も、ダークチョコレートを食べるのも、ソファに座って面白い映画を見るのも、やりすぎは健康に悪い影響をもたらします。ただ単に量を増やすのではなく、バランスよく取り入れることが大切です。
ハッピーになる(そしてハッピーでいる)ための準備はできましたか。エンドルフィンを増やすライフスタイルを心がけましょう。
参考資料: