
心から健やかに

前向きな姿勢を取り戻し、ベストな状態でいることに集中するには、どうすればよいのでしょうか。
自分がどう感じるかはウェルビーイングの根本的な要素です。自身の感性は、パフォーマンスにおいても最大の影響力となり得ます。あなたが自分の感じ方を大切に守り、育んでいくことができるよう、私たちが精一杯お手伝いします。ポジティブな心構えでいれば、本心から成し遂げたいと思っていることにエネルギーを集中しやすくなります。
メリット
幸せな気持ちを育むのは健康的なことです。ライフスタイルの中に心を養う工夫を取り入れましょう。穏やかな気持ちで内省に集中する「自分時間」は、常に有意義なものです。日々の生活の中には、避けようのない浮き沈みや困難があるものですが、前向きな展望があれば対処しやすくなります。こうした心がけは自信を高めることにもつながります。そして、地に足をつけ、この先訪れるチャンスを見つけて臨機応変に生きていける、と思えるようになるでしょう。元気なあなたの姿を見せることは、家族や友人、同僚にとって励みとなるはずです。

幸福感

肯定的でいる

思考を日誌に

リラクゼーションのテクニック

瞑想
幸福感
幸せとは何か、分かっているつもりでも、それを測る方法となると別問題ではないでしょうか。一部の科学者の間では幸福感を定量化しようという試みが進められていますが、当然ながら、幸せというものは常に個人的な感情です。あえて時間を割いて、自分にとって幸せとは何か、考えてみて下さい。家族や友人との関係が良好であることですか。それともポジティブな気持ちを大切にして、健康を守ることでしょうか。自分が生きていく上で前向きに意識を保てるような、独自の希望や願望について考えてみて下さい。心構えと環境に工夫すれば、幸せは滅多にないものではなく、普通にあってよいものだと思えるでしょう。
肯定的でいる
簡単に試せる案としてはまず、肯定的でいることが挙げられます。頭の中で頷くだけではなく、自分との約束を声に出して宣言すると、ポジティブな考え方が強化されます。その一声は短いシンプルなものでも、具体的なものでも構いません。「今日はポジティブでいよう」 「今日は何か新しいことを学ぼう」 といったように、陳腐に聞こえるかも知れませんが、とにかく口にして下さい。声に出して発言することで、この世界に可能性が生まれるのです。人前でなく自分一人しかいない状況であっても、ポジティブな思考や意図を声に出しましょう。それができる人は、ストレスや圧力に直面しても折れない傾向があります。ポジティブな肯定は心の栄養になり、日々どんなことがあろうと、より楽観的に自分に向き合えるようになっていきます。
思考を日誌に
日記をつけたことのある方は多いかと思われますが、ここではちょっと違った使い方を提案します。まず、一日を振り返って、困難やつまずきを感じた瞬間を書き出します。その原因に心当たりがあればそれも書き、次に似たようなことがあった時はどうすればポジティブな対処ができるか考え、簡単なメモで構いませんので書き留めましょう。しばらく続けていると、共通のパターンが浮かび上がってくる可能性があります。それは、なぜそうなるのか考えるヒントになるでしょう。これはやがて、直面した課題を客観的に見る習慣となります。生きていれば様々な出来事があるものですが、新しい対処法を見つける力がつくでしょう。試してみたら、驚くような変化があるかも知れません。
リラクゼーションのテクニック
「落ち着け」 と口で言うのはたやすいことですが、実行は必ずしも簡単ではありません。多忙なライフスタイルの中でもリラックスできる方法はいくつか存在します。例えば、呼吸をコントロールする簡単なエクササイズをするだけでも、今この瞬間に意識を集中させ、充実感を取り戻してストレスを軽減できます。あるいは、頭からつま先まで順番に全身の筋肉群から力を抜いていくと、リラックスした状態が徐々に広がり、雑念が遠ざかって等身大の自分に立ち返ることができます。リラクゼーションは、心と体の全体的なバランスを整える重要な要素です。日常生活にどう対応するか、そのコントロールを自分の手に取り戻すためにも必要です。
瞑想
瞑想は、落ちついた穏やかな心を取り戻し、自己理解を深めポジティブな思考を促す方法として、何世紀も前から使われてきました。高価な機器は必要ありません。静かで快適な環境さえあれば、そこで心を開くだけでできます。身体の呼吸であれ、五感の一つ、あるいは特定の言葉(マントラ)であれ、ひとつの事に集中していると、心と身体が調和して働き始め、自己を認識できるようになります。簡単に言うなら、周囲で何が渦巻いていようと、瞑想によって静寂の瞬間が作り出せるというわけです。